MUST-SEE SPOT

平和公園

(へいわこうえん)

長崎市松山町

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平和公園は、原爆投下により甚大な被害をこうむった長崎市が、恒久的な平和を願って建設した公園。全体は5つのゾーンに分かれており、公園のシンボルである平和祈念像は「願いのゾーン」に、原爆落下中心碑は「祈りのゾーン」にある。

MAP

「平和公園」は、地図上のマークがある付近です。

HISTORY & DETAILS

昭和20年(1945年)8月9日早朝、マリアナ諸島のテニアン島から、米陸軍爆撃機B29「ボックスカー」(他5機)が、小倉市(現・北九州市)へ原子爆弾を投下するために出撃した。しかし、小倉上空の天候が不良だったため、目標を長崎市へ変更した。
投下されたプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」は、8月9日午前11時02分に長崎市松山町上空500メートルで炸裂し、7万4千人の命を奪った。当時の長崎市民の3人に1人が犠牲となったのである。
原爆が落とされた直下の地点には、「原爆落下中心碑」が建てられている。

PHOTO

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 (「平和祈念像」。平和公園のシンボルであるこの有名な像は、長崎出身の彫刻家・北村西望(きたむらせいぼう)の制作により昭和30年(1955年)に完成した。天を差した右手は炸裂した原爆を、水平に伸ばした左手は平和を意味している。祈念像の高さは9.7メートル、台座部分は3.9メートル)

 (「平和」。ソヴィエト社会主義共和国連邦から寄贈されたモニュメントで、愛と平和を表現している)

 (「長崎の鐘」。長崎の軍需工場で働いていた犠牲者を追悼するモニュメント)

 (「平和の泉」。原爆の強烈な熱線に焼かれ、水を飲みたいと訴えながら亡くなった犠牲者のためにつくられた)

 (平和祈念像の側から見た「平和の泉」。前方の山は稲佐山(いなさやま)で、長崎市を一望できる展望台(日本三大夜景のひとつ)がある。また、大河ドラマ「龍馬伝」で主役・龍馬を演じた福山雅治(長崎市出身)のライブ会場としても知られる)

 (長崎への原爆投下は、8月6日の広島への投下からわずか3日後のことだった。すさまじい熱線と爆風によって軍民や職業、身分の別、老若男女関係なくあらゆる生命を一瞬にして奪い去り、その後何十年にもわたって放射線障害などで人々を苦しめ続ける原爆はまさしく冷酷極まりない兵器である。アメリカには「大戦を終結させるために原爆投下は必要だった」という一部世論が根強く残っているが、この非人道的兵器を1発ではなく2発続けて使用したことについては、問いただされなければならないだろう)